Gin-iro no kami no Agito

0701202007

感想なので鑑賞済の方推薦。


銀色の髪のアギト(日)

 GONZOの長編アニメ映画。最初に言っておくのがこの作品を観た経緯は自分の中の色々な小さな“好き”の欠片がミックスしたからだということ。学生の頃、ライトノベルティ小説“ブギーポップシリーズ”をずっと読み通してきて上遠野浩平さんの運ぶ文の流れの中にある緒方剛志さんのイラスト。描く簡素なタッチの中に哀愁漂う雰囲気に少し引かれるものがあってどこかで見かけるとなんでも興味を持っていた。雨の日に、この小説を読みながらLinkin park"somewhere I belong"“Hit the floor”等を聴きながら読む事こそ一層浸れるコツのように感じていた。銀色の髪のアギトに登場するキャラクター作画には緒方剛志さんのセンスが遺憾なく発揮されている。

 また、この放映されている頃より少し前の作品にはなるが、興味を持った作品が“samurai7”。これはGONZOの製作アニメ。黒澤明監督“7人の侍”製作50周年を記念してリメイクされた作品でアニメ“サムライチャンプルー”のような奇抜な風貌の登場人物と+GONZOならではのアンニュイな世界観をミックスさせた興味深い話。


 銀色の髪のアギトは、遺伝子操作の失敗により“森”が意志をもち、人を襲うようになった300年後の地球が舞台。そんな世界の中、比較的森に友好的な中立都市で住んでいるアギトは偶然ステイフィールド(永久生命維持装置)の中で生きる300年前の少女に出会う。彼女と日常を過ごしていくと。300年前に生きていた少女トゥーラは人間世界を再び復活させる使命を背負っている事を思い出し、アギトと共に過ごしていくうちにその決意は固まっていくのだ。

舞台のキーワードとして言える“森”“緑”“工業地帯”“廃墟”“青い空”は美術を志す10代は好きな作品なんじゃないだろうか。ストーリーこそあまり言うことはないけど、好きな事がコラボしてくれて嬉しい。

















Water base 29

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