Schindler's List
25021994
感想なので鑑賞済の方推薦。
シンドラーのリスト(独)
ポーランドが1939年ドイツ軍に侵略、占領される。当時ナチの党員かつ実業家だったオスカー・シンドラーは金儲けのため占領下のポーランドにやって来た。ユダヤ人の所有していた工場を手に入れ、またユダヤ人を仕事のパートナーとして選ぶ。それが後々シンドラーにとって人生を大きく変えるきっかけとなっていた。カメラの視点が最初はシンドラーに向いていたがいつの間にかゲットーの人達に移り変わって行っていたのが印象的だった。ユダヤ人の歴史を客観視するような描写やそれを当事者として映画を見ている観客を代表して目の当りにしているように見えるシンドラーの言葉にならない演技。モノクロで撮影されるドキュメントフィルムのようなビジュアルの中「水晶の夜」。映像の中でやっとしっかり歩けるようになったかという少女が唯一コートに赤色を着彩されて一体どこへ行くのだろう。
こういうノンフィクション映画をみていて常々思う、そこいらのホラー映画なんかよりもよっぽどこういった作品の方が怖いってこと。(実際スプラッタや、ホラー映画はあまり観た経験はないんだけどね。)
ユリア・リプニツカヤ選手もこの作品に感化されて2014年ヨーロッパフィギュアスケート選手権で選曲している。人の心を動かす作品はどの歳に対しても変わらない力を持ってるんだろうな。
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